いろいろ教えてください とは?
2017/4/7
まちやど管理人 せい子です。
郡上八幡でゲストハウスをやってます。
郡上に来るきっかけ、ゲストハウスを開業した経緯は
ココロココさん http://cocolococo.jp/2283
全労済さん http://www.zenrosai.coop/stories/kurashi/challenge/21.html
にて取材してもらった記事がありますので、ご興味のある方はどうぞ。
昨日からの雨で、今日の郡上八幡は朝から湿度が高くて
外に出ると、生ぬるい空気が立ち込めていました。
ご近所さんからもらったお花が、冬を越して芽吹いてきましたよ。
お昼過ぎに、郡上市のとある地域おこし団体の方から電話が。
「地域おこしのためにゲストハウス開業を考えているので、いろいろ教えてください」
とのこと。
「いろいろ教えてください」とは???
私が今まで全て自己資金&体当たりで行ってきた
ゲストハウスのリサーチや
リスクを覚悟で培ってきた開業のノウハウを
「いろいろ教えてください」と、ひとこと。
「それは、お仕事としてのお話でしょうか?」
と聞いたところ、いまいちピンときていないようで
「とりあえず、ゲストハウス開業にあたって地域おこし協力隊を採用しました。
その子に一度まちやどに泊まってもらうので、その際にいろいろ話ししてやってもらえませんか」
だそうです。
うーーーん。。。
なんだろな、この感覚のズレ。
今までも、地域おこし団体や行政の方とやり取りしてて
良くあることなんですけど
人の経験や知的財産を、いとも簡単に
「教えてください」とか、「ちょっと話してやってください」
と言う。
お仕事として依頼なら報酬の話も出ると思うんだけど、
そこには触れない
ということは。。。無償で???
もちろん、私が経験したこと、お金と時間をかけて学んできたことは
私自身の人生の中で起こったこと。
私自身が壁にぶち当たるたびに悩み、考え
傷つきながらも答えを出してきた結果が
今ここにあるわけなので
1−2時間お話したところで、
他の人がノウハウを学んで実践できることではないわけなのです。
なので、お話してくださいと言われればお話することはできますが、
泊まっていただく宿泊料はあくまでも宿泊の料金であって、
私の経験やノウハウは、
宿泊のついでにちょっと話して聞かせるような安物ではない!
心からそう思った生ぬるい春の日の午後。
まちやども、自分の生き方も安売りはしたくない。
でも、お金をもらうのもどうなんだろう。。。
ずっとそこに迷いがあって、
まちやどに泊まる移住希望者やゲストハウス開業希望者に対して
もやもやとしながら相談に乗ってたこの3年。
以前参加したセミナーで、
「価格をきちんと提示してあげた方が相手にとっては親切」
とアドバイスをいただきました。
お肉屋さんに
A5等級飛騨牛サーロインステーキ
とだけ書いてあっても、
で、いくらなの??
価格が分からなければ買うか買わないかも判断できない。
私が提供できるノウハウ、知識とそれに対する価格を
提示した上で 選ぶのは相手ですから。と。
確かに!!
これから、移住やゲストハウス開業についてのご相談は、
コンサルタント料、アドバイス料をきちんと提示していこうと思います。
まちやど宿泊にオプションメニュー追加決定!
安売りしない。
受け取る覚悟は決まりました!
あとは、
選んでもらい、結果的に満足してもらう努力を惜しまない。
これに尽きるんでしょうね。
まちやど管理人はA5等級の飛騨牛になれるかしら?