まちやど 1歳にな… ってました
2015/4/10
だいぶご報告遅れましたが
昨年4月26日にオープンした郡上八幡ゲストハウスまちやど
無事1周年を迎えてました。
普段からマメに文章を書くタイプでない私でも、
さすがにこの日は、何かしらブログにUPしようと思っていたのですが
このあたりから体調を崩してしまい
胃腸風邪からの気管支炎で、このGWは完全に撃沈でした。
気がつけば、4月26日をとっくに通り過ぎ、
GWもすっかり明けてしまっていますね。
いまさらですが、体調も少し落ち着いたので
改めて一年を振り返ってみようと思います。
この1年で大きく変わったこと
それは、「人間関係」でした。
このところ、地元の友達や地域の方々との接点が
前より少なくなってしまったなーとつくづく感じます。
宿泊業を営む以上、私の予定は全てゲストさんの予約次第。
代わりにお留守番してくれる人がいないため、
時間を決めて待ち合わせるような約束をしたり、
イベントに参加したりができなくなった
ということも一つですが、
まちやどを必要としている人(宿泊する人)は、
郡上市近郊に家がないから宿泊が必要なわけで(当たり前ですが)
これまで仲良くしていた地元の友達はというと、
郡上に住んでいる=(本人たちは)郡上に宿泊施設は必要ないわけで
必然的に、私が一緒に時間を過ごすのは、
まちやどのゲストさん(郡上市外にお住いの方)が多くなるのです。
5年前に郡上に来てからこれまで、
友達や地域の方々との交流の中で郡上に魅力を感じて
ここで暮らしていこうと思い、ゲストハウスを開業した私にとって
その源となる人間関係が大きく変わってしまったことは
とても寂しくはありますが、
これはごく一時的な、そして表面的なこと
ある人がこんな話をしてくれました。
高い山に登るとき
最初は山のふもとのゆるやかな上り坂を
仲良くみんなで手をつないで登っていても
道がだんだん険しく、狭くなってくると
つないでいた手を離して
それぞれの道をそれぞれのペースで
登らなくてはならなくなるときが来る
もっともっと道が険しくなり、あたりが暗くなると
自分しか見えなくなって
周りのみんなはどこに行ってしまったんだろう
もしかして、この山を登ろうとしているのは自分一人だけかもしれない
他のみんなは知らないうちに引き返してしまったかもしれない
などと、不安でいっぱいになるかもしれない
そんなときは、じっくり周りを見渡してみなさい
きっとこれまで一緒に手をつないでいた友達たちは、
みんな一人一人が自分のペースで
それぞれが通るべき道を通って
同じように孤独と戦いながら
頂上を目指してるのが見えるはずだから。
山頂にたどりついてみんなが再会したとき
登ってきた道はそれぞれ違えど
山頂から見える景色は一緒だからね
と。
まちやどが郡上にしっかりと定着して、
まちやどをきっかけに郡上とつながった人たちが
これから起こしてくれるであろうアクション
その影響力が感じられるようになったり、なにかしらの形になったり
きっとそれが、
私たちが山頂から一緒に見える景色なのかな
そんな気がします。
まちやど 満1歳。
まだまだ孤独な登山は続きそうですけど
ちょっとだけ山頂が見えてきたような気がします。
実際の登山経験を言うと、
5年前に人生初の登山で御嶽山に登って
もう2度と山登りなんてしない!って思ったんですけどね。。。