星野源と人見知り

2017/5/1

その他


まちやど管理人 せい子です。

郡上八幡でゲストハウスをやってます。

郡上に来るきっかけ、ゲストハウスを開業した経緯は
ココロココさん http://cocolococo.jp/2283
全労済さん http://www.zenrosai.coop/stories/kurashi/challenge/21.html
にて取材してもらった記事がありますので、ご興味のある方はどうぞ。

 

 

突然ですが、私、星野源さんが大好きです。

先に言っときますが、昨年大ブームになった「逃げはじ」の

津崎平匡役の星野源さんでファンになった「にわか」ではありませんよ。

 

だいぶ前から星野さんの楽曲や主演映画、著書などはチェックしていて、

エッセイなどで彼が描く、あの独特のゆるーい表現方法と

それでいて、鋭い視点で物事を捉えている感じと

あのビジュアルなのに、酸いも甘いも経験し尽くして

世の中を俯瞰した感じが好きなのです。

 

で、最近巷で話題になってる彼のエッセイ本、「いのちの車窓から」

もちろん、買いました。

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エッセイの中で

「人見知り」というトピックがあります。

 

その一部を抜粋

『・・・相手に好かれたい、嫌われたくないという想いが強すぎて、コミュニケーションをとることを放棄していた。コミュニケーションに失敗し、そこで人間関係を学び、成長する努力を怠っていた。それを相手に「人見知りで」とさも被害者のように言うのは、「自分はコミュニケーションを取る努力をしない人間なので、そちらで気を使ってください」と恐ろしく恥ずかしい宣言していることだと同じだと思った・・・』

 

すーーーーーーっごい共感!!!

 

 

私は、一見人見知りに見られないけれど、

相手に好かれたい、嫌われたくないという想いは強い方“でした”

 

もともと思ったことをズバッと言うタイプな上

美しくオブラートに包むという表現技法を学ばずに育ったので

よく言えば、“はっきり・さっぱりした性格”

だけれど、

相手の捉え方によっては、“空気読まずに地雷を踏む”

ということも多々あったわけです。

 

私の配慮が足りない言葉で相手を傷つけて、

そして、自分の言葉で人を傷つけてしまったという事実に

さらに自分が傷ついて

そんなことをしてしまう自分自身を攻撃していました。

(特に、イギリスから帰国後の日本文化わかりません!浦島太郎時代)

 

そういうことを繰り返しているうちに、

私は、余計なことは口にしないほうがいい

私に用事がある人、話がある人が

向こうから来た時に対応すればいいんだ

と思う時期がしばらくありました。

そうして、「自分は人見知りだから」と

言い訳していた時期があります。

 

「用があるならそっちから話してきてよ。」

ってことですよね。

今思えば、なんて高慢な。。。

 

そんな時期を経て、傷ついたり傷つけたりを繰り返して思うことは

 

人を傷つけない人なんていない

ってこと。

 

どんなにこちらが「相手を思うからこそ」発言したことでも

相手にとって気に触ることだったり

深く傷つくことだったり

 

その言葉を受け取る相手次第なのだ

 

ということがわかってきました。

 

ただ一つ、自分にできることは、

 

関わる人、話す人には愛をもって接すること

 

たとえこちらがそんなつもりはなくても、

相手が私の言葉で不愉快な思いをしたら

 

きちんと謝罪すること

 

これにつきるんですよね。

 

私は人見知りだということは言わなくなったし

万人から好かれようと発言する必要もない

嫌われることを恐れて口をつぐむのもやめました。

だからと言って、無駄に嫌われて敵を作る必要もないし

やっぱり私が好きな人には私を好きでいて欲しいと思うので

 

自分も相手も心地よくなるような

綺麗な言葉を発していける人になりたいなと思う今日この頃です。