2:8の法則

2017/5/28

その他


まちやど管理人 せい子です。

日本や海外で住み込みやハウスシェアなど、様々なくらし方、働き方を経験して、生まれ故郷の青森から、東京、イギリス、沖縄を経て2010年より岐阜県郡上市に移住しました。

2014年に郡上八幡でゲストハウスを開業。

まちやど活動を通して、都会と地方、家族の枠を超えて、それぞれが生きたい場所、暮らしたい場所で自分らしく生きられる社会を目指して日々活動しています。

まちやど管理人 木村せい子のプロフィールは こちら

 

 

最近、郡上のこれからについて

いろんな人の意見を聞く機会が多いのですが、

 

どうもしっくりこない。

 

みなさんが(行政やら、民間団体やら)

口を揃えていうことは、

 

郡上に移住者、(Uターン)を増やそう!

と。

 

もっと具体的に言うと、

 

  • それなりの経済力と地方でもできる仕事がある人

または

  • 都会からお金や仕事を引っ張ってこれる人

または

  • ハイリスク承知で、個人で事業を起こす覚悟の人

 

つまり、

 

ハイスペックor無謀な移住者orUターン求む!!

(※以下、ハイスペックUIターン)

って感じなんですよね。

 

 

ここ数年、移住したい市ランキングで

上位に入っている郡上市

 

良いのか、悪いのか

ハイスペックUIターンの転入により

家賃相場も上がってきてる気が。。。

 

 

ハイスペックな人材は大事だと思う。

 

だけどね、

市内の既存の企業や個人のお店だって

従業員不足、後継者不足だったりするわけ。

 

とりわけ経済力があるわけでもないし、

特殊なキャリアやスキルを身につけてるわけはないし、

起業して一旗あげたるッ!!

て意欲のある人じゃなくても

郡上で、普通に働いて、穏やかに暮らしたい

いわゆる

一般人だけど移住希望です(ジェネラル移住者?)

って人、けっこう多いと思うのだけど

ジェネラルUIターンの受け皿が、

今の郡上にはほとんどないんだなあ。

 

 

2:8の法則で行ったら、

2人ハイスペックUIターンが増えたら

8人はジェネラルUIターンを

受け入れる体制が必要じゃない?

 

 

ジェネラルUIターンと郡上の求人のマッチングが

どうしてうまくいかないかっていうと

単純に、収入と支出(生活費、主に家賃)とのバランスが

ずっと暮らしていくには現実的ではないから。

 

ここ数年の家賃相場アップで

ハイスペックな人以外は

さらに、郡上に住みにくくなりつつある気が。

 

 

私はまちやどを開業するにあたり

うっかり個人事業主になってしまいましたが

決してハイスペックな移住者ではありません。

が、

ハイスペックでないなりに、

最大の出費である家賃負担を減らす事と

これまでの人生経験で、もはや特技と化した

シェアを生業に!と

チャレンジしてるわけなのですが、

「暮らす」を「業」にしただけで

そこには、意識の高い皆さんが掲げる

壮大な夢や理想はなくて

 

私の理想は、

自分自身が日々幸せで生きていけること

ただそれだけなのです。

 

自分が幸せでいるために

まず、自分の周りの人が幸せであってほしい

 

 

そして、

これまで郡上で暮らす中で発見した、

周りの人も、私も共通で嬉しいことは

 

若い人が集まること。

 

なんで???って

 

現実的な話でいうと、

ここ半年、スキー場やらレストランやら居酒屋やら

いろんな現場で働いてみて、

働き盛りの20代、30代の人手不足を

顕著に感じたっていうのもあるけど

 

純粋に、

若い人がイキイキ暮らしてる地域って

キラキラしてて素敵じゃないですか。

 

 

特別大きな夢がなくても、

特殊なスキルや技術がなくても

この土地(郡上)で暮らしたいって思う人が

まずは暮らし始められるために

生活費で一番の出費である

「家」という最大のハードルを

何とか下げる事できないかと

シェアの達人、木村せい子は

現在模索中でございます。

 

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写真は、本日の やなかの小径

影が、すっかり夏です。

まだ、5月なのに。。。