喜代竹
2017/8/11
まちやど管理人 せい子です。
日本や海外で住み込みやハウスシェアなど、
様々なくらし方、働き方を経験して、
生まれ故郷の青森から、東京、イギリス、沖縄を経て
2010年より岐阜県郡上市に移住しました。
2014年に郡上八幡でゲストハウスを開業。
まちやど活動を通して、都会と地方、家族の枠を超えて、
それぞれが生きたい場所、暮らしたい場所で
自分らしく生きられる社会を目指して日々活動しています。
まちやど管理人 木村せい子のプロフィールは こちら。
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郡上八幡の中でも知る人ぞ知るディープな居酒屋
「喜代竹」
確かに、この外観なので、一見さんは入りづらいと思います。
観光客だけでなく、地元人でも
若い子はあんまり来たことないみたいですね。
私は、5年ほど前に一度
女将のえっちゃんをよく知る人に連れてもらって以来
ちょくちょくお世話になってます。
「いまさら何を。。。」とか言われるかもしれませんが、
自称、人見知りでチキンな私。(自称です!自称!)
東京はもちろん、郡上でも、
居酒屋や食堂、ラーメン屋など、
なかなか一人では入れないんです。
でも、ここ、「喜代竹」は
どう言うきっかけかは忘れたけど、
女将のえっちゃんとよく話すようになってからと言うもの
まちやどの事務仕事が終わって夕飯食べ損ねて
一人分の夕飯作るのめんどくさいなー、さみしいなー
って時に、
「ご飯食べに行っていい?」ってメール入れると
「おいで」って返事が返って来て
暖簾をくぐると、えっちゃんが笑顔で迎えてくれて
出汁から丁寧にとった煮物とか、おさかな料理とか
その日仕入れた食材で色々作って出してくれる
私が郡上で唯一、一人でふらっと入れる居酒屋です。
最近は、宴会が入ってる時で
まちやどのチェックインが早めに終わった時は
お手伝いに呼ばれたりもします。
女将のえっちゃん
ほんとは写真NGなのだけど、後ろ姿盗撮!!
ピンクハウスのフリフリワンピースに真っ赤なルージュ。
時々少女のように振る舞うことがあって、とってもラブリー♡
かと思うと、超ヘビースモーカー。。。
すっとぼけたふりして、実は文化や政治、芸事にも通じているためか、
ここ喜代竹に訪れる常連さんは大御所の方々も多いのです。
ここでお手伝いをしながらお知り合いになった方から
これまでの郡上八幡のことを聞くのは、なんとも楽しい時間です。
ここ、喜代竹の名物 皮キモ鶏ちゃん
レシピはえっちゃんのさじ加減なので説明できませんが
大量のおろしニンニクを使います。
。。。が、
ここ数週間、えっちゃんの手のあかぎれが悪化してて
鶏ちゃんの注文が入るたびに、えっちゃんの顔がこわばり。。。
ニンニクをおろすたびに
「あっ。。。いたい。。。」
って、えっちゃんがちょっと色っぽく言うものだから
喜代竹の名物、鶏ちゃん存続と
えっちゃんのあかぎれ改善のために
どうにかできないものかと思っていました。
※えっちゃんのこだわりで、
チューブとか瓶詰めのニンニクは使いたくないのだそうです。
そんな矢先、青森の実家から
「ニンニクいらない?」って連絡が。
母が、叔母の家のニンニクの収穫を手伝った報酬として
大量にニンニクをもらったとのこと。
そうだ!ニンニクを大量におろして小分けに冷凍保存しておけば
毎回注文が入るたびおろさなくてもいいんだ!
そんなわけで、早速実家からニンニクを送ってもらい、
喜代竹にてニンニク仕込みを行いました。
送られて来た、大量の六片ニンニク。
スーパーで買うと、1個300円近くする。。。
皮をむきむき、いざ!おろし!となったら、
えっちゃんが持ってたフードプロセッサーでは
みじん切り程度にしかならず。。。
ふと思い立ってFacebookで
「誰か、フードプロセッサー持ってませんか?」
って呼びかけたところ、
なんと、喜代竹から徒歩30秒ほどのところの友達が
プロ仕様のフードプロセッサーを持ってるとのこと!
早速借りに行って
無事、大量のニンニクを仕込むことができました。
ジップロックにつめてそのまま冷凍庫へ。
使う分だけ切って使います。
これで、しばらくは喜代竹の鶏ちゃんも安泰。
喜代竹のように、顔見知りがいる居酒屋があって
「これ、誰か持ってない?」って言ったら
すぐ近くに貸してくれる人がいて、
そんでもって、ニンニクの仕込み作業してたら
お囃子クラブの大御所 K Iさん御一行様がやって来て
そんな大御所に
「いつもブログ読んでるわよ。応援してるからね」
って言っていただいたりなんかして。。。
(恐れ多い。。。)
喜代竹を取り囲む、小さな町の小さなコミュニティーだけど、
ほんとに幅広くて奥深いなあ。。。
って
しみじみ感じた1日でした。
喜代竹
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090−1627−8003(えっちゃん)