来て欲しいんだか、来て欲しくないんだか。。。

2017/5/13

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まちやど管理人 せい子です。

日本や海外で住み込みやハウスシェアなど、様々なくらし方、働き方を経験して、生まれ故郷の青森から、東京、イギリス、沖縄を経て2010年より岐阜県郡上市に移住しました。

2014年に郡上八幡でゲストハウスを開業。

まちやど活動を通して、都会と地方、家族の枠を超えて、それぞれが生きたい場所、暮らしたい場所で自分らしく生きられる社会を目指して日々活動しています。

まちやど管理人 木村せい子のプロフィールは こちら

 

 

春になり、観光客が増えてくると毎年のように

「誰か、働ける人いないかな?」

と、いろんなところで求人情報が飛び交う郡上八幡。

 

私も、この春から何軒か飲食店をお手伝いしておりますが、

一般的に、飲食店のピークと言われる時間帯は

レストラン 11時から14時のランチタイム

      18時から21時のディナータイム

喫茶店 朝8時から11時のモーニングタイム

    14時から17時ぐらいのアイドルタイム

居酒屋 18時から22時ぐらいまで

 

 

私が手伝ってるお店も

平日は時間調整してなんとかなってるけど

週末はどこも人手が必要で

必要な時間帯全部手伝うのは不可能だし

本業(一応、メインまちやど管理人ですよ!)があるので

ずっとこのペースで働くのは厳しいと思う。

これから夏に向けてもっと忙しくなるし!

 誰か、働ける子、いないかなあ。。。

 都会のようにフリーターで生活しようにも

平日と休日のバランスが難しいし、何より生活が不安定。。。

若い子が郡上で生活していこうと思うと、大変だわ。

子育てが終わって子供の手が離れた人たちなら

時間に融通効くかもしれないけれど、

雇う側からすれば、

若くて、体力のある人が欲しいのがホンネだと思う。

 

 そんな状況で、郡上八幡の人手不足は

ゴールデンウィーク前ぐらいからじわじわと始まり

お盆の徹夜おどりでピークを迎え

9月のおどり納めまで続く

今まで日本国内、海外などで

住み込みの仕事をちょくちょくやっていた私としては、

リゾートバイトとかボラバイトとかインターンとか、

導入してはどうかと、ふと思った。

だって、観光地が人手が欲しい時期って、

ちょうど大学生は夏休みじゃん??

もしくは、海外からワーホリできてる外国人とか。

  

 

ふと思って、居酒屋のおばちゃんや地元の人に

自分の家の空いてるスペースに住み込みしてもらって

忙しい夏だけ手伝ってもらえる人を募集したら?

と、軽く聞いてみたけど、

それはそれで抵抗あるんだね。

家族経営や個人事業の人が多いので

家族以外の人が家で暮らすのはちょっと。。。て。

  

イギリスでは、13歳以下の子供は

必ず大人が一緒にいなければいけないという法律があって

(まあ、13歳なんて、結構な大人なんだけど)

それでも両親が共働きだったりシングルマザーが多くて

ベビーシッターや家庭教師を雇うのは経済的に難しいので

語学留学生を住み込みで雇って

家賃と少しのお小遣いの代わりに

1日数時間、子供と一緒に過ごしてもらったり家事をする

「オーペア」というシステムが一般的に行なわれている。

貧乏留学生だった私も、家賃の高いロンドンでは、

そのシステムを活用して語学学校に通ったものです。

  

他にも日本、海外でハウスシェアや住み込みの仕事の経験がある私的には

家族(身内)以外の人とシェアする というスキルを身につけるだけで

いろんな障害がクリアになるのになあ。。。

っていっつも思う。

  

実際、まちやどはオープン以来3年間、

夏の繁忙期にヘルパーがいなかったことはない。

確かに、他人と暮らすこと、シェアすることで

トラブルやストレスがないかと言われれば嘘になるけれど

お互いに何を目的としてシェアするのか

共同生活をする上で

お互いのメリット、デメリットをきちんと認識してると

ストレスなどのデメリットよりも、助け合えるというメリットの方が

断然大きい!

問題が起きても、大体のことは話し合いで解決出来てきた。

※相手がきちんとコニュニケーションが取れる自立した人間の場合に限るけど。

  

でも、そういうのに慣れていない人は

ストレスを抱えながら人を家に住ませて雇うぐらいなら

自分たちの力で夏の郡上のハイシーズンを乗り越える方がまだましなのだろうか?

 

でも、人手はほしいんだよね。。。

  

来てほしいんだか、来てほしくないんだか。。。。

  

どっちやねんっ!!!