まちやどの先にある未来

2017/5/15

シェアメイト


まちやど管理人 せい子です。

日本や海外で住み込みやハウスシェアなど、様々なくらし方、働き方を経験して、生まれ故郷の青森から、東京、イギリス、沖縄を経て2010年より岐阜県郡上市に移住しました。

2014年に郡上八幡でゲストハウスを開業。

まちやど活動を通して、都会と地方、家族の枠を超えて、それぞれが生きたい場所、暮らしたい場所で自分らしく生きられる社会を目指して日々活動しています。

まちやど管理人 木村せい子のプロフィールは こちら

 

ゴールデンウィークがすぎて、

まちやどに、また静かな日々が戻ってきました。

 

まちやど宿泊は、まちやどHP予約フォームからのみ受付。

しかも、予約フォームを入力する前に、

いろいろ確認事項があって、

ご了承いただいた方のみ予約いただけるという

泊まるまでになんともハードルが高い宿なわけですが

まちやどの

暮らす場所も、働く場所ももっと自由に

というコンセプトや、

なぜ私がゲストハウスをやっているのかを知った上で

「まちやどだから泊まりたい!」

という人に“だけ”利用してもらえる宿でいいと思ってます。

 

『旅館業とはそんな甘いものじゃない!

郡上で宿をやるということをなめてるのか!!!』

 

と、同業者の方にきつく言われたこともありました。

『事業主として、もっと自覚を持ちなさい。』

『郡上で生きていたいなら、いつまでもフワッとしてないで、地に足をつけなさい!』

と。

 

語弊がある表現かもしれませんが、

わたしは、

旅館業をやりたくてまちやどをやっているのではありません。

だって、

郡上八幡には、もっと素敵な旅館やホテルはすでにたくさんあるし

多分これから、

『ゲストハウス』という名の宿泊施設はもっと増えていく。

そういう状況で、『楽◯』や『じゃ◯ん』などの

予約サイトで、価格や立地や設備だけで比較されたら

絶対太刀打ちできない。

 

まちやどを通しての自己表現と、その先の地域への貢献

 

それが未来の郡上と繋がらないなら、

私がここ郡上八幡でゲストハウスをやる意味はないと

これまで3年やってみて強く感じています。

 

私は、生活するために郡上にいるのではなくて

実現したい未来、なりたい自分になれる場所がここ

だから、今、郡上で暮らしているし、

できればこれからも暮らし続けたいと思っています。

 

生活のため、仕事のため、お金のために生きるのは

東京で十分やり尽くしてきましたから。

 

 

4年目のまちやどは、シフトチェンジして

より女性に優しい宿になりましたが、

女性というのはもちろん、私自身も含めて。

運営する私自分が楽しくハッピーに♡

を最優先事項としました。

 

 

管理人である私の幸せの余波が、

まちやどを訪れるゲストさんにも伝わって

その波紋がどんどん広がっていくといいなあと思っています。

 

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写真は今週末に2連泊してくれた

自転車で大阪から日本海側へ出て、郡上を縦断し北海道を目指す!

という素敵な女性が残してくれたメッセージ。

 

なんのサービスもしない、むしろほったらかしの宿なのだけれど

私が、郡上で楽しいと思うこと、面白いと思う人

素敵だなと思う場所

そして

まちやどという空間をシェアすることで

こんな風にお互いにハッピーになれる。

 

この波紋が広がっていくまで

ちょっと時間がかかるかもしれないから、

目先のことを考えると、宿の経営は大丈夫なのか・・・?と

不安にならなくもないのですが、

私にはこの先のまちやどと郡上の明るい未来が

はっきりと見えているので

大丈夫なのです!

 

きっと。。。