まちやど管理人　せい子です。

日本や海外で住み込みやハウスシェアなど、様々なくらし方、働き方を経験して、生まれ故郷の青森から、東京、イギリス、沖縄を経て2010年より岐阜県郡上市に移住しました。

2014年に郡上八幡でゲストハウスを開業。

まちやど活動を通して、都会と地方、家族の枠を超えて、それぞれが生きたい場所、暮らしたい場所で自分らしく生きられる社会を目指して日々活動しています。

まちやど管理人　木村せい子のプロフィールは　こちら。

 

 

 

ご存知の方もいるかと思いますが

ただいま、青森帰省真っ最中でございます。

６泊７日の帰省で、本日は6日目。

明日のお昼過ぎには郡上に向けて戻ります。

 

帰省中、すっかり滞っていた1日1ブログ。

滞在6日目にしてやっと時間ができたので、

今回の帰省（旅？）の忘備録も兼ねて、

今感じていることを改めてまとめようと思います。

 

そもそも、どうしてこの時期に

１週間も帰省しようと思ったかというと。。。

 

今までは気候の良い（＝宿が忙しい）4−11月を避けて

両親が郡上に遊びに来ていたのだけれど

つまり、彼らは気候が厳しい時期しか郡上に来たことがなく

郡上＝寒い　のイメージが植えつけられてしまって

その上、高齢のため長距離の移動がしんどくなってきた父が

「もう、郡上にはいきたくない。。。」

って言い出しまして。

 

一時は、両親も郡上に一緒に住もうか

なんて話してた時期もありましたが

家を探したり、デイサービスに通ったり、

一緒に暮らすことがいよいよ現実的になってきたら

やっぱり郡上より青森がいい、と。

まあ、そりゃそうだ。７０年以上住んだ土地だもんね。

 

父７９歳、母７４歳。

１年に１度会うとしても

あと何回会えるのか。。。

ふと、そんなことを考えたら、

無理して時間とお金をかけてでも

会えるうちに、できるだけ会いに行ったほうがいいのかな

 

そう思ったのが理由の一つ。

 

もう一つの理由は、

中学を卒業してから生まれ育った六ケ所村は離れてるし、

その後高校３年間を十和田市で過ごしてすぐ上京したので

実は、青森のことをほとんど知らない私。

まちやどをやっていてつくづく思うのは、

地元の人ほど自分の土地のことを知らなくて、

いろんな土地を旅して（暮らして）きた人ほど

外の目で客観的に見れるし、

知りたい欲が出てくるということを実感したから。

 

じゃあ私も、外の土地を知った上で

改めて青森を見てみたいなと

そんな風に思ったからなのです。

 

この6日間、青森を旅して（暮らして）感じたことは

離れてたからこそ気づく

いいところがたくさん。

でも、近くで見るからこそ感じる

悪いところもたくさん。

 

多分、それはどこにいても一緒。

どこに住もうが、結局は自分次第なんだなって

改めて思いました。

 

ただ、一つ言えるのは、

住む場所、暮らす場所を始め

あらゆることを“選択”して生きていくということは、

自分の人生に“責任”を持つ

ということにつながるということ。

 

“そういうものだから”　“仕方ないから、と

与えられたものを受け入れ続け、

選択肢を持つことすら諦め続けていたら

そういう人は、結局

何でも他人のせいにして生きていく

自分の人生に責任を持てない人になるのだろうなと。

 

もちろん、

“受け入れる”　とか　“諦める”　と言うのも

時には選択肢の一つになり得ることもあると思う。

例えば

“戦う”　“逃げる”　“受け入れる”　“諦める”

という中から、自分が選んだ結果なら

逃げようが、諦めようが

自分の人生に対して責任は取れてるし

愚痴も文句も出ないはず。

選ばない＝自分の人生に無責任

なんだよね。

 

選択肢が増えるということは、人生の幅が広がるということ。

人生の幅が広がるということは、より豊かになるということ

愚痴や文句はかっこ悪い。

何より言ってて自分で嫌になる。

 

だから、私はこれからも選び続けて

自分の人生に責任を持てる人間になりたいなと思います。

そういう意味で、

２０代、３０代では１ミリも考えなかった

青森で暮らすと言うのもありかも。。。

と思えたということは、

選択肢が一つ増えたということ。

自分の人生の幅が広がって、より豊かになった気がします。

 

まあ、そうはいっても、

まだまだしばらくは郡上にいるつもりだけど。

そして、こんな気持ちになれるのも

１週間という期間限定の滞在だからなのかもね。

 

写真は、酸ヶ湯温泉から奥入瀬渓流に抜けるまでの山道。

青森は、空が広い！！！